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てんかんの診断

てんかんの診断
 「てんかん」という病気は、一過性の症状である「てんかん発作」を繰り返す病気ですが、発作でない時には、通常、症状はありません。てんかんであるか、どうか、てんかんであればどのようなてんかんであるのかという診断には、「てんかん発作」を確認しないと確実には診断できません。それで、てんかんの診断で最も大切な事は、発作について、できる限り詳しく情報を集める事です。本人の自覚する発作症状だけでなく、意識が曇っているため自覚できない発作もあるので、発作を目撃した方からも情報を聴取する必要があります。最近は、スマートフォンなどで、発作の様子を撮影して持参いただく方が多くなってきており、診断ために非常に役立ちます。また、発作の起きやすい時間帯・状況、発作頻度なども、特徴がある事があります。外来で脳波やMRIを検査しても診断根拠が得られない場合には、長時間ビデオ脳波モニタリングなどによる検査も考慮されます。初めての発作の場合に、明らかな診断根拠が得られない場合も多く、その場合はさらに精査を行うか、定期的な脳波検査を行ってゆくか、ご相談してゆくことになります。

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